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肌にも配合成分にも、スキンケアに欲しいのは“透明性”
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※NAOSブランド製品(Bioderma、Institut Esthederm、Etat Pur)の構成をみるAsk.NAOSプラットフォームは、現在フランスでのみ利用可能です。他の国での展開を準備中です。
毎日、直接肌に触れるものだから、私の“キレイ”を託す化粧品には、肌との相性がいいものを厳選したい。使い心地やテクスチャー、効果、香り…。でも、その化粧品のラベルを見てみると、どんな役割をするのか、どんな原料の成分なのか、不明なことも。原材料の安全性や透明性を知ることができる、ビオデルマの取り組みを紹介します。
製品の成分の安全性を全て見直し、レッドランクの成分を排除
今や美肌の大敵は、生活習慣の乱れやストレス、紫外線、大気汚染、ブルーライトなどの環境ストレスなど、とても複雑。そんな中で肌に直接使うものだからこそ、スキンケアを選ぶ際には慎重にならざるをえません。
とはいえ、「新しい」「次に来る」というトレンドや肌トラブルへの効き目、憧れるような美肌を強調した表現は多く、スキンケア化粧品を選ぶときには、様々な売り文句や膨大なメッセージが無意識に飛び込んでくることも確か。けれども、果たして、それら多くの情報の中に、「私」にとって必要で正しい情報は、あるのでしょうか?
――肌につける化粧品は余分なものを省いて本当に必要な成分だけを配合し、ピュア(純粋)であるべき。
これは、敏感肌向けスキンケアブランド「ビオデルマ」を展開するナオス社の、自社製品に関する考え方。最近、体に害となる成分を不使用、自然・天然の原料を用いている、環境に配慮している、といった要素を満たした化粧品を指す「クリーンビューティ」という言葉をよく耳にしますが、ナオス社は「ピュアビューティ」をコンセプトとして掲げています。
その「ピュアビューティ」な取り組みのひとつとして、ナオス社では、2015年から「レッド・オレンジ・グリーン・プロジェクト」をスタート。製品の成分を全て見直し、安全性の高いものからグリーン、オレンジ、レッド、とランク付けをし、そこからレッドランクの成分を排除すべく処方を改善し続けています。
ラベル記載の成分、その役割を知っていますか?
化粧品のパッケージに記載してある難しい配合成分名の羅列を見て、一つ一つの役割を私たちは理解できるでしょうか? 美容に興味があり、化粧品に詳しい人であっても、なかなか難しいのが現実です。
そこで一般的な消費者にも、配合成分の役割を理解してもらうために、ナオス社が本国フランスで2019年に始めたのが「Ask.NAOS」という新サービス。日本では、2020年秋ごろにスタート予定です。
製品に印字されているQRコード、もしくは、ナオス社のウェブサイトのリンクから、製品に配合された一つ一つの成分がどういうものなのか、その役割や配合している理由、独自処方や技術、どのように開発しているか、など、より理解を深められるような解説にアクセスできます。
ナオス社の企業姿勢や製品のコンセプトである「ピュアビューティ」は、「どのようにピュアなのか」がわかりやすいように、成分の安全性だけでなく、製品にまつわる様々な情報開示をし、企業としての透明性を提供。会員登録や専用アプリのダウンロードなどの手間はなく、いつでも、どこでも、どんなデバイスからもアクセスできる環境を整備しているのです。
消費者がブランドや製品、企業姿勢など、安全性や透明性について、知りたいことをきちんと知ることができる時代はもう来ています。特に、トラブルを抱えていたり、ゆらぐ肌状態に一喜一憂している人は、自分の肌にとってベストな化粧品を選ぶために、透明性のある正しい情報を選び取る、新しい時代をリードする「ピュアビューティ」の考え方、化粧品選びの際に今後は念頭におきたいものです。
Text/Yuka Hanyuda
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