乾燥肌
乾燥肌の場合にはどうしたらいいでしょうか?
皮膚科医からのアドバイス
長期にわたって肌の不快感が続く場合には、肌が一時的又は慢性的な状態なのか、適切に診断してもらうべく、皮膚科医に相談してください。突然、肌の乾燥が起きた場合には、その原因を調べる必要があります。例えば、生活環境の変化(職場環境が変わった、プールで泳いだ、脱脂力の強い石けんやシャワージェルを使って肌を洗うなどしてダメージを与えてしまった)や、何らかの内臓疾患などの病気、あるいは病気等の治療のための薬等の影響(抗コレステロール薬使用など)が原因として考えられる場合があります。原因が特定できたら、速やかな改善が必要です。
毎日のスキンケア
乾燥肌はその不快感に加えて、バリア機能の欠損から、肌にアレルゲンや刺激要素が入り込みやすい状態になっています。湿疹や乾癬の症状が出やすくなるのも特徴です。そのため、肌に充分なうるおいを与える必要があります。最初のステップは、十分な量の水を飲むことです。 また、肌に対して低刺激のクレンジングやスキンケア製品をお使いになることも重要です。 肌に水分を与え、必要以上に洗い落とさず、またうるおいを保持するクレンジングや保湿製品を使用します(乾燥した面積と乾燥の度合いに応じて、クリームやセラムなどを使用)。 そのような製品の使用で、肌から蒸発していく水分量を抑え、表皮に十分な量の水を巡らせてうるおいを保ち、バリア機能を修復します。また、乾燥・高温などを避け、医師から特別な指示がない限り、1日あたり1.5リットルの水を飲むように心掛けてください。
洗顔
1日に1〜2回、肌のバリア機能を損なわない穏やかな石けん成分無添加の洗浄料で洗顔し、こすらずに、優しく水分をふき取ります。
スキンケア
毎朝・夕、クレンジング・洗顔をした後には、保湿タイプの化粧水やクリームを使用し、つっぱり感や外的刺激要因から肌を保護します。肌に合った適切な製品をお使いになり、顔のみならずボディの保湿も忘れないでください。