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ダメージをうけた肌

皮膚への働き

ダメージをうけた肌の適切なお手入れには、早く治るべく、そのダメージにあった対応が必要です。ひっかき傷ややけど、軽い治療、レーザー治療後の肌など、ダメージを受けた肌は、不快感や痛み、あるいはかゆみを引き起こす場合があります。このような場合、肌の修復を促進することで、その後のダメージや傷が継続する期間も短くなるという直接的な効果が期待できます。

  • 肌の修復作用のメカニズムは?

    皮膚は、臓器などの内臓器官を外部環境や寒暖の影響から保護する働きがあります。皮膚が傷つくと、皮膚自体が自動的に生物学的な現象に従って自ら修復しようとします。例えば出血の際、生物学的な機能で止血し、守り、汚れを排除して、傷口を治癒するという複雑な現象が起きます。傷ついた皮膚は、組織本来の形に近い状態に戻そうとして、修復作用が働き始めます。
    肌の修復のプロセス
    肌はステップを踏んで治癒されていきます。そのプロセスは特定の細胞の活動によって、経時とともに3つのステップにわけられます。では、それぞれのステップを見てみましょう。

    第1ステージ:修復の前段階(当初2〜4日間)
    肌から出血している場合、止血するために血栓が形成されます。その後、体内では素早く、異物の侵入や細菌による感染症を防ぐための準備も始まります。例えば、傷ついた組織は特殊細胞によって吸収され、体に張り巡らされた毛細血管が血しょうや免疫細胞(例えば、細菌と戦う抗体など)を傷のある部分へと素早く移動させます。

    第2ステージ:修復(10〜15日間)
    肌とともに傷ついた毛細血管はゆっくりと再生されていきます。体の中では、「線維芽細胞」がコラーゲンを合成して、傷や傷口から流出して失われた体に必要な物質を再生し、新しい組織を満たし始めます。傷ついた皮膚は、最も外側の部分で上皮を再生し始めます。同時に傷口は小さくなり、皮膚が切れた傷跡の縁が完全に閉じるまでその働きが続きます。多くの細胞や分子が修復に向けて活発な活動を続け、活性化されます。この段階は、肌のダメージや傷の様子を視覚的・外見的に小さくするために重要な時期ですが、全てのケースで同じような結果をたどるというものではないことに留意してください。肌の色素が濃い人ほど、また若い人ほど、傷跡が目立つリスクが高まる傾向があります。皮膚の修復作用は、胸や胸の骨、背中、関節など、いくつかの身体部位の肌では著しい効果が見られない場合もあります。

    第3ステージ:成熟(2ヶ月から2年続く)
    肌のコラーゲンとエラスチン繊維がより充実して、皮膚が成長する段階で、「正常な」状態に戻る準備をしている段階です。肌の抵抗力や弾力性が増し、より強くなります。ダメージを受けた部分は約2年間弱い部分をもっていますが、一方で肌は、ダメージを受ける前の状態への修復作用を続けています。

  • 肌のダメージにはどのようなものがありますか?

    生物学的な基準や臨床的特性に基づいて傷やダメージを分類することができます。それは、どの程度の水分や栄養が必要か、あるいは傷の縫合が必要かという観点からです。
    分類は以下の3つに区分されます。

    ●体液がにじみ出て、ジクジクとした傷の治療の場合:
    空気に触れさせることで傷口を密封せず乾燥させるような軟膏や薬剤での治療
    -おむつかぶれ
    - 体液で皮膚がふやけた状態
    -傷のある水ぼうそう
    - 水ぶくれ

    ●体液がにじみ出ていない中程度の傷の場合:
    皮膚呼吸ができるように傷口を完全にはふさがない製品を用いた治療
    - 手術後(縫った傷)
    - 切り傷、すり傷など日常的な軽いけが
    - 治ってきている段階の水ぼうそう
    - 肌の美容外科、外科的治療(例えば、ピーリング、レーザー治療、永久脱毛、入れ墨・入れ墨除去)
    - ジクジクしていないおむつかぶれ
    - 放射線治療

    ●体液がにじみ出ていない中~大程度の傷の場合:
    バリア機能を持つ密封度のある製品を用いながら、脂質などの栄養補給を必要とする治療
    - あかぎれ、歯髄炎など
    - やけど
    - かき傷
    - レーザー手術

  • 肌の修復過程で、重要な役割を果たすものは?

    まず第一に、傷跡の状態をよく把握することが大切です。体の部位によって治癒の経過が他よりも遅いことを知っておきましょう。
    例えば、背中や胸の場合、傷が開いたり、傷跡が膨らんだり、あるいはケロイド状になる可能性があります。また膝や足首の傷は、完治までに多くの時間がかかることがあります。 肌修復を促進させるためには、傷の部分を良く観察して、定期的にケアをすることが不可欠です。
    傷がどのような状態になるのか、遺伝的な要素や過去の状態も考える必要があります。かつてけがや傷を負った時、肌がどのような状態で治っていったのかが参考になるでしょう。傷跡を縫った、あるいは傷がふさがった、それだけで肌の治療は完了したということにはならない点にご留意ください。肌が治癒していく期間は数ヶ月にわたるものであり、個人差があります。

  • どうすれば肌の修復をより促進させられますか?肌の修復をきれいに、また早めるためにはどのようなことが重要ですか?

    傷跡が一旦ふさがったら、数ヶ月間は注意を払って肌のケアを続けることが望ましいです。傷跡が体のどこにあるかによって、圧力をかけすぎないように注意してください(例えば、傷跡があなたの背中にある場合は重い荷物を持たないようにする、など)。負担をかけすぎることで、一旦はふさがった傷口が開いて、縫合不全を起こすリスクが増すからです。傷跡はできるだけ自然に修復されるべきですが、痛みやかゆみなどを抑える製品を使うことで、その後の治療や治癒がスムーズにいくようになることがあります。
    最後に、紫外線を高い値でブロックする日やけ止め製品を適切に選び、こまめに使って、紫外線から肌を守る必要があります。傷ついた肌や、傷跡が残った肌が紫外線にさらされると、色素沈着が進む可能性が高くなります。色素沈着のリスクは、通常は半年間~2年間は留意が必要です。リスクが減少したかどうかは、専門の皮膚科医が判断します。紫外線から肌を守る季節は、夏だけではないことを覚えておいてください。雲や窓の反射、車のフロントガラスなどを通しても、紫外線は一年中、肌に降り注いでいるからです。

  • 肌の修復がうまくいっていないサインは?

    人によっては肌の修復が進まず、医師による治療が必要な方もいらっしゃいます。例えば、「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」という状態があります。これは、何らかの治療や傷を負った後、6週間から3カ月の間に、その部分が赤く盛り上がる状態です。その後にゆっくりとケロイド状に変化することがあります。あるいは血の塊ができて、それが大きくなる場合もあります。手術をした場合などで、その後3か月以内に縫った傷跡をチェックし、腫れたり赤くなったりした場合には、専門家に相談してください。

肌のお手入れ方法

毎日のお手入れ

医師の指示に従って、傷の部分を保護してください。 医師の診察を受けていない軽度な肌ダメージの場合には、まず傷を消毒してから、その状態に応じた治療薬を選択する必要があります。 肌が傷を負った部分が日光にさらされる場合は、日やけ止め製品を使ってください。肌が完全に修復されて色素沈着を避けることができます。傷跡が残らないように、紫外線から肌を保護しましょう。


洗浄

薬やばんそうこうなどを使う前に、傷口を完全に消毒することが重要です。


スキンケア

3つの主なタイプのダメージをうけた肌のケアでは、肌が修復を促進するために必要な環境を作り出すために、それぞれのタイプに合った対応が必要です。例えば、肌状態の改善や修復促進のため、乾燥対策や不快感・かゆみなどの軽減や、保湿や栄養補給などが頻繁に必要になることがあります。細菌が増殖するのを防ぐために、抗菌活性成分が含まれたスキンケア製品が必要になることも。これらの製品はすべて、軽いダメージをうけた肌の修復作用に対応するように、また医師の元の治療後のアフターケア用に、傷跡がきれいになることを目的として製造されています。

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