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「結婚」なんてもう古い!? 紙切れに縛られないフランス女性のリアルな恋愛観

愛の国と称されるフランス。自由でオープンな恋愛を好む国民性はイメージではなく事実であるということが、事実婚や共働きの割合が日本よりも断然高い数字が示しています。そんな恋愛先進国の女性のリアルな恋愛観とは…?

日常会話で感じる日本とフランスの女性の違い

否が応でもR30女性の頭にチラつきだすのが、“結婚”の二文字。同世代の独身女友達は婚活に時間を費やすようになり、久々に会う親戚には恋愛事情をしつこく聞かれる。まるで結婚が人生の幸福を左右する全てかのように話が進んでいく…。日本であるあるのこんな状況を、フランスでは一切経験したことがありません。恋愛話に花が咲くガールズトークはあれど、「結婚」のワードが飛び出すことはごくごく稀です。過去に、大統領が堂々と不倫した時に77%の国民が「個人的なこと」と回答した事例からも、恋愛に対して極めて寛容な国民性が見て取れます。年間出生数の約60%が事実婚の両親という数字も出ており、結婚という形式に縛られない自由な恋愛を尊重するのがフランスのよう。

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離婚率の高さが結婚神話を崩壊

「幸せになるための結婚なんて存在するのかしら?そんな結婚神話から早く抜け出した方が、ずっと幸せになれる」と笑いながら話すのは35歳独身パリジェンヌ。フランス語で未婚女性を意味する「ラ・ドゥモワゼル」というバーを2年前にオープンさせたビジネスウーマンです。6年交際した恋人と別れ、現在は1年半前から付き合っている恋人と同棲中。友達や家族から未婚であることを咎められることもなく、結婚願望を抱いたこともないそう。その理由について彼女は「50~70代の親世代は、離婚率が60%とかなり高い。両親を見て育ったら、自然と、結婚に対して幻想よりも賢明で現実的な見方をするもの」と分析をします。「愛し合っているのならそれだけで十分。世の中に宣言し、契約を交わす必要がない。紙切れよりも心の繋がりの方がもっと大切」と言い切る彼女の言葉は説得力があり、永遠の愛の誓いよりも事実婚の方がロマンチックな考えのように聞こえてきました。

カップル向けの充実した契約形態と社会制度

結婚神話の崩壊の他に、もう一つ事実婚が多い理由があります。それはフランスにはパートナーと共同生活を送るために、結婚以外にパックス(PACS)という契約形態が存在すること。パックスは結婚が認められていなかった同性愛者カップル向けの制度として、1999年から実施され始めました。契約・解消は結婚・離婚よりもはるかに手続きが簡単で、社会保障・優遇措置・相続の控除など、結婚同様の権利が認められ社会的にも認知されるため、今では男女のカップルにも浸透し年々広がりを見せているのです。パックスを結んでいる友達の多くは「不慮の事故や死に備えて」と、ロマンチックとは掛け離れた現実的な理由を口にします。また、シングルマザー・既婚者・パックス契約者に関わらず出産・保育手当、住居手当、ベビーシッター費の免税、教育費が無償など充実した社会制度が整っていることから、フランスで結婚するメリットを感じない人が多いのは結構納得できる理由ではないでしょうか。

自立した関係性の上で成り立つ恋愛

フランスは高い事実婚率と同じく、女性の就業率85%と世界トップの数字を長年継続しています。個人主義を謳うフランスは恋愛においても金銭的、社会的に自立していることを男女ともに望むのです。それは自分の意見を持ち、自分の力で生活を送ることが出来るといった、独立心と責任感を持った考え方に基づきます。「自立した二人の大人がパートナーしての意思を持ち、助け合って生きていくこと」が愛の定義だと、多くのフランス女性が口にします。

フランス女性は独特の恋愛観を持っていますが、それが正解というわけではありません。ただし、“結婚すれば幸せ”という神話や“独身女性は負け犬”と世間が煽る焦燥感から解放され、自分なりの価値観を軸に人生を歩む方が充実感はありそう。愛の形は十人十色。何かに縛られることなく、最愛の人と関係を構築する過程でこそ、自身の恋愛観を磨くことができるはず。

Text/ELIE INOUE

【執筆者プロフィール】

ELIE INOUE(フリージャーナリスト)
パリ在住、2015年よりLander Inc.所属。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積んだ後、2016年から拠点をパリに。Lander Inc.にて取材執筆、ファッション・美容関連の市場調査、Webコンテンツ企画・制作、ウェブディレクターなどを担当。主な寄稿媒体はWWD Japan、ELLE Japan、Courrier Japanなど。
instagram:elieinoue

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