敏感肌の化粧水の選び方!敏感肌におすすめの化粧水は?
季節の変わり目はいつもよりも肌が荒れやすいという方も多いのではないでしょうか。
季節の変わり目は肌にストレスがかかり、荒れやすい傾向にあります。
また、コロナ禍でマスクによる摩擦や肌荒れで肌がいつもよりも少し敏感になっている方も多いでしょう。
今回は、敏感肌の方やいつもより肌が敏感になっているという方に向けて、敏感肌の化粧水とクレンジングの選び方についてご紹介します。
敏感肌とは?
敏感肌は、乾燥などが原因で、肌にうるおいがなくなり、肌を守るバリア機能が低下して、肌が荒れるなどの敏感になっている肌状態のことを言います。
今まで敏感肌だと感じていなかった方も、年齢の積み重ねや、環境変化によるストレスなどから、肌が突然、敏感になることもあります。
敏感肌は大きくわけると乾燥性敏感肌・脂性敏感肌・ゆらぎ敏感肌・アレルギー性敏感肌の4つのタイプにわかれます。
1-1. 敏感肌の4つのタイプ
これらの敏感肌のタイプは原因がそれぞれ異なります。
対処法やスキンケアの選び方などにも関わってくるので、自分がどの敏感肌なのかを見極める必要があります。
乾燥性敏感肌
肌乾燥性敏感肌は言葉の通り、乾燥が原因で敏感肌になっていることを言います。
乾燥が原因で肌の角質が反り返り、角質と角質の間に隙間ができてしまいます。
その隙間から肌の水分が蒸発しやすくなり、肌を守るバリア機能が低下する状態になります。
さらに外からの刺激やアレルギー物質、細菌などが侵入しやすくなるため、余計に肌荒れをひどくします。
乾燥がひどい季節だけでなく、毎日、乾燥対策の保湿ケアを行い、肌のバリア機能を低下させないようにする必要があります。
脂性敏感肌
脂性敏感肌は皮脂がたくさん出ることによって、肌トラブルが起き、肌が敏感な状態になっていることを言います。
洗顔のときに、余分な皮脂が落ちずに残っていると毛穴が詰まり、ニキビや黒ずみができやすくなります。
皮脂がたくさん出ることが原因なので、肌の油分と水分のバランスを調整するものや、オイルカットやオイルフリーのスキンケアを選ぶと良いでしょう。
ゆらぎ肌・ゆらぎ敏感肌
ゆらぎ肌やゆらぎ敏感肌は、季節の変わり目や生活習慣の影響からくる敏感肌のことを言います。
慢性的な敏感肌ではなく、一時的に肌のバリア機能が低下し、肌が敏感な状態になっています。
ゆらぎ乾燥肌の原因は生理周期やストレス、生活習慣や睡眠不足などの内的要因が多いため、毎日規則正しい生活をして、ストレスフリーな生活を心がけることが大切です。
アレルギー性敏感肌
アレルギー性敏感肌は、言葉の通りアレルギーからくる敏感肌です。
アレルギーの原因となるアレルゲンの花粉やダニ、ハウスダスト・食べ物などに反応して、肌の状態が敏感になります。
敏感肌は肌バリアが低下しているため、刺激物質やアレルゲンなどが肌に侵入しやすいです。
季節に関連したアレルギーがあるときは、日頃から保湿習慣をもつことが大切です。
1-2. 化粧水が肌に合わなくなる原因は?
敏感肌は化粧水などのスキンケア用品が、他の人より合う製品が少ない傾向があります。
また、季節の変わり目などになるゆらぎ乾燥肌の方は突然、肌に化粧水が合わなくなることもあります。
理由は大きく分けて、肌のバリア機能が低下していることと、肌に合わない成分が含まれていることの2つです。
肌のバリア機能が低下している
肌にはバリア機能が備わっています。
肌のバリア機能は、乾燥・紫外線・花粉・ほこりなどの外部の刺激から肌を守り、肌のうるおいを保ち、乾燥を防ぐ機能のことです。
敏感肌はこのバリア機能が低下しています。
そのため、肌が乾燥し、刺激に反応しやすくなります。
そのような肌の状態で、肌に優しくない化粧水や肌に合わない化粧水を使うと、刺激を感じたり、肌が赤くなったり、かゆくなってしまいます。
肌のバリア機能が低下する原因には外からの刺激の外的要因とストレスなどの内的要因があります。
外的要因 | 内的要因 |
---|---|
乾燥 紫外線 花粉 ほこり・ハウスダスト ダニ 合わないスキンケア用品 スキンケア方法の間違いなど |
ストレス ホルモンバランス 食生活 睡眠 遺伝や体質など |
季節の変わり目に肌が荒れやすいのは冬の乾燥・春の花粉のように季節ごとの外的要因があるからです。
ストレスなども関係があるため、バランス良く食事をし、十分な睡眠時間を確保するなど、まずは生活習慣を見直してみてください。
肌に合わない成分が含まれている
化粧水が肌に合わない多くの場合が肌のバリア機能が低下していることが原因です。
もしいくつか化粧水を使って、どれも肌に合わなくて、それらの化粧水に同じ成分が含まれていたら、その成分は肌に合わない可能性があるので、同じ成分が入っている化粧水は使わないようにしましょう。肌に合わない化粧水があれば、成分を控えておいて、また別のときに合わない化粧水があれば、成分を比較してください。
化粧水が肌に合わないときは、できるだけ成分がシンプルな化粧水を選ぶと良いでしょう。
敏感肌の方におすすめの化粧水の選び方
ここからは敏感肌におすすめの化粧水の選び方を説明します。
敏感肌におすすめの化粧水は、低刺激で肌に優しく、かつ肌のバリア機能を守る高保湿化粧水です。
敏感肌用などと書かれている化粧水も良いでしょう。
敏感肌向けの化粧水は成分にこだわっていて、肌に刺激にならないか、アレルギーは問題ないかなどを確認するパッチテストやアレルギーテスト行っている化粧水も販売されています。このテストの中には実際に敏感肌にテストした化粧水もあります。
敏感肌のテストをしたから大丈夫ではなく、まずはサンプルやテスターなどで試してから、ご自身の肌に合うものを使うのをおすすめします。
2-1. 敏感肌の方が化粧水を選ぶポイント!
洗敏感肌の方が化粧水を選ぶポイントは7つあります。
敏感肌の方が化粧水を選ぶ7つのポイント
1. 肌にやさしい成分やつけ心地の良いもの
2. 肌に負担が少ない天然保湿成分が入っているもの
3. 高い保湿力のもの
4. 肌荒れを防ぐ成分が入っているもの
5. 敏感肌でテストしたもの
6. 肌のバリア機能を守る成分が入っているもの
7. 無香料・無着色で刺激がすくないもの
1. 肌にやさしい成分やつけ心地の良いもの
敏感肌はなるべく肌にやさしい成分やつけ心地が良い物を選ぶと良いです。
例えば精製度の高い原料を使用した成分やアルコールフリーなどです。
精製はよくオイルなどで、精製・未精製という言葉が使われますが、精製とは不純物を取り除き、きれいにしたものです。
この不純物を取り除く過程で栄養まで流れてしまう可能性があります。しかし、未精製はアレルゲンを含んでいることが多く、精製はアレルゲンが取り除かれているので、敏感肌は精製されたものを選んだ方が良いとされています。
2. 肌に負担が少ない天然保湿成分が入っているもの
敏感肌は肌のバリア機能が低下してうるおいが不足しがちな状態です。
そのため、肌に必要な水分を補える保湿成分が入っているかを確認してみてください。
元々肌に備わっているアミノ酸・ヒアルロン酸・PCA-Naなど、天然保湿成分が含まれる商品がおすすめです。
これらの成分は肌の各層に浸透しやすく、肌への負担も少ないです。
肌への負担が少ない天然保湿成分
● アミノ酸類
● ヒアルロン酸
● セラミド
● PCA-Na
● コラーゲン
3. 高い保湿力のもの
敏感肌は乾燥が原因のことが多いので、高い保湿力が備わっている化粧水もおすすめです。
以下の高い保湿成分が入っているものを選んでみてください。
高い保湿成分
● グリセリン
● ヒアルロン酸Na
● コラーゲン
● セラミド
● スクワラン
● アミノ酸類
● BG(ブチレングリコール)
● DPG(ジプロピレングリコール)
● 糖類
この中のアミノ酸類・ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドは肌への負担が少ない天然保湿成分でもあるので、肌にも優しく、かつ高い保湿成分を備えています。
ですので、これらの成分が含まれている化粧水を優先すると良いでしょう。
4. 肌荒れを防ぐ成分が入っているもの
乾燥肌は肌のバリア機能が低下して、肌荒れが起きやすくなっているので、
肌荒れを防ぐ抗炎症成分や肌を落ち着かせ整える成分が入っているものもおすすめです。
抗炎症成分
● グルチルリチン酸ジカリウム
● アズレン
● アラントイン
● ローズマリー葉エキス
● ヨモギ葉エキス
● シソ葉エキス
● イチョウ葉エキスなど
5. 肌のバリア機能を守る成分が入っているもの
敏感肌は肌のバリア機能が低下しているので、その機能を守る成分が入っているものも良いでしょう。
アミノ酸は天然保湿因子で、水分を捕まえ角層まで潤わせる働きがあります。
セラミドは水分を挟み込んでうるおいを保つ成分が、スクワラン・ワセリンには水分を逃さないように閉じ込めて、うるおいを持続させる働きがあります。
肌バリア機能を守る成分
● アミノ酸
● PCA-Naなど
● セラミド
● スクワラン・ワセリン
6. 無香料・無着色のように刺激がすくないもの
敏感肌は刺激が少ないものを選ぶと良いとされています。
アルコールやパラベン、香料は敏感肌には刺激になることもあるため、避けた方が良いでしょう。
ひんやり爽快感があるエタノールやメントールも敏感肌は気をつけた方が良さそうです。
敏感肌の方にはシンプルで配合成分がそこまで多くないものがおすすめです。
刺激が少ないもの
● 無添加
● アルコールフリー
● パラベンフリー
● 無香料
● 無着色
● エタノールが入っていない
● メントールが入っていない
7. 敏感肌でテストしたもの
スキンケア商品の中にはきちんとテストが行われたものがあります。
敏感肌はそういうテスト済みのものを選ぶと肌に合いやすいです。
敏感肌に関係のあるテストは「パッチテスト」、「アレルギーテスト」、「スティンギングテスト」、「ノンコメドジェニックテスト」の4つです。
パッチテスト
パッチテストは、原因となるアレルゲンを特定するテストです。
肌に刺激となる原因を特定するために、製品に入っている成分を肌につけて、反応を見ます。
化粧品が安全に使用できるかどうかを調べるために行われます。
アレルギーテスト
アレルギーテストはパッチテストを何度も行い、アレルギー反応が出ないかどうかを確認する検査のことです。
何度も検査し、肌の様子をみることで、肌に安全かどうかを確認します。
パッチテストよりも、より検査への信頼ができ、安全性も高いです。
スティンギングテスト
スティンギングテストは敏感肌を対象にし、商品を使用した際に、かゆみやヒリヒリ感、ほてり、痛みなどの刺激がないかを確認するテストです。
スティンギングテスト済みと書かれている化粧水は、敏感肌が使用前、使用後の状態を比較し刺激を感じなかったことが確認されたという商品です。
より安全性の高いものを使いたい方はスティンギングテスト済みのものを選んでみてください。
ノンコメドジェニックテスト
コメドはニキビになる前の肌の状態のことを言います。
まだニキビにはなっていないけど、毛穴に皮脂や角栓が詰まっている状態のことです。
ノンコメドジェニックテスト済の商品はこのコメドにならないように、ニキビができる元となる成分をできるだけ使わないようにして作られた商品のことを言います。
敏感肌の方の中でも、ニキビに悩まされている方は多いのではないでしょうか。
ニキビでお悩みの方はこのノンコメドジェニックテスト済みのものがおすすめです。
これらのテストが済んでいるからといって、必ず大丈夫というわけではありません。
テストされていて安全性は証明されていますが、個人差はあります。
テストされているものの方がやさしい成分でシンプルな設計の化粧水が多く、敏感肌の方でも合いやすいというだけです。
必ずご自身で顔以外の場所でパッチテストをしてから、使うようにしてください。
2-2 肌の悩みや目的に合わせたものを選ぶ
乾燥している人は高保湿の化粧水など、肌の悩みや状態に合わせたものを選ぶのも大切です。
敏感肌は自分の肌に合うようにやさしいものを選んで、そのほかの悩みは二の次にしなければならないことが多いですが、最近では、肌にやさしいだけでなく、エイジングケアや美白対策など、様々なタイプの敏感肌用の化粧水が出ています。
肌の悩みや状態に合わせた化粧水を使い、ストレスフリーの肌を目指してみてください。
1. 乾燥で悩んでいる方
肌のバリア機能が低下しているときは角層が乱れていて、通常の肌よりも隙間ができ、肌から水分が蒸発して乾燥しやすい状態になっています。
高い保湿成分が入っている化粧水で、水分を十分に補う必要があります。
保湿効果の高いグリセリン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどがおすすめの成分です。
また、肌のバリア機能を助けるアミノ酸やセラミド、スクワランが入っているものも良いでしょう。
アミノ酸
肌のバリア機能には天然保湿因子、細胞間脂質、皮脂膜が大切だといいます。
この3つの因子が肌のバリア機能の手助けをしてくれるのです。
アミノ酸はこのうちの天然保湿成分にあたります。
アミノ酸は水に溶けやすいので、化粧水で補うのが良いとされています。
セラミド
セラミドは肌バリア機能を助ける細胞間脂質の1つです。
そのままでは水に溶けにくく、化粧水に配合することは難しいですが、工夫することによって、配合することができるようになります。
スクワラン
スクワランも肌バリア機能の3因子です。
油性の成分ですが、こちらも工夫すると化粧水に配合できます。
スクワランの原料は肌にとって刺激となる不純物が含まれている可能性があるため、スクワランを選ぶ時は精製度の高い原料を使用しているものを選ぶ必要があります。
敏感肌向けの化粧水であれば、精製度の高い原料で配合していることが多いため、スクワランを取り入れたいのであれば敏感肌向けのものを選びましょう。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は保水力がとても高いです。化粧水のテクスチャーはとろみがあり、しっとりした仕上がりになります。
2. くすみで悩んでいる方
肌のバリア機能が低下している敏感な肌のきめが乱れて光が綺麗に反射しないため、透明感があまりなく、くすんで見えます。
すべての元の原因は乾燥なので、肌にうるおいを十分に与えることで、きめを整え、本来の明るい肌に戻すことが大切です。
また化粧水を肌に十分に与えると同時に有効美白成分が配合されている美白美容液やクリームなどを取り入れると、より早くくすみにアプローチするでしょう。
美白美容液やクリームにはよく、アルブチンやトラネキサム酸といった成分が含まれていますが、敏感肌にはビタミンC誘導体が含まれている商品の方がおすすめです。
敏感肌は紫外線によるダメージを受けやすいので、併せて紫外線対策を行う必要があります。
日焼け止めをこまめに塗り、紫外線対策を行ってください。
有効美白成分
アルブチン
トラネキサム酸
ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸、2-グルコシド)
3. ニキビで悩んでいる方
ニキビは皮脂が多いときにできるイメージがありますが、実はそれだけではありません。
肌の乾燥や肌のバリア機能が低下することが原因となるときもあります。ですので、敏感肌もニキビができやすいのです。
肌が乾燥し、ターンオーバーが乱れると肌の角層は厚くなります。
角層が厚くなると、古い角質が毛穴を塞いでしまい、ニキビができます。
十分に保湿をし、肌の角層をやわらかく、なめらかに整え、毛穴詰まりを防ぐと良いでしょう。
化粧水はノンコメドジェニックテスト済みのものを選ぶほか、ビタミンC誘導体が配合されたものや、ニキビ予防のために炎症を抑える有効成分が入った化粧水を選ぶと良いです。
ノンコメドジェニックテスト済みのものは言わずもがなニキビの前の段階に肌がならないようにするためのものなので、ニキビ予防につながりやすいです。
ビタミンC誘導体はニキビの原因となる過剰な皮脂分泌を抑える効果があります。
そのためビタミンC誘導体がよく配合されている美白化粧水もおすすめです。
また、特にニキビが繰り返してしまう方には炎症を抑える成分が入っているものがおすすめです。
ニキビに特に悩んでいないときに、炎症を抑える有効成分が入っているものは使わないようにしてください。
ニキビの予防の化粧水に入っている有効成分でも、人によっては肌に負担を感じる場合があるので、肌が敏感なときには避けた方が良いでしょう。
炎症を抑える有効成分
● グリチルリチン酸ジカリウム
● アラントイン
● グリチルレチン酸ステアリル
2-3 敏感肌は避けた方がいい成分
敏感肌は避けた方が良い成分を紹介します。
刺激になりそうなものは避けた方が良いでしょう。
オーガニック・無添加
オーガニックと聞くと肌にやさしく敏感肌に向いていると思われがちですが、実は肌にやさしく刺激がないかというと、そうではありません。
オーガニックは自然由来で、植物エキスなどを配合しているので、アレルギー成分を含む場合や敏感肌のためのテストがされていないことがあります。
また無添加には定義や基準がはっきり決まっておらず、製品や化粧品会社によっても変わってきます。
多くの製品はアルコール・エタノール・香料・パラベン・鉱物油などの成分が無添加の場合が多いですが、無添加と書いてあるからといっていいと決めつけるのではなく、成分をきちんと確認してから、選ぶようにしましょう。
パラベン
化粧品にはたいていパラベンなどのような防腐剤が含まれています。
しかし、このパラベンは人によって刺激を感じる方や、アレルギーが出る方もいます。
しかし、化粧品を安全に保存するためには、防腐剤は必要不可欠です。
敏感肌向けの商品のすべてにパラベンが全く入っていないというわけではなく、刺激が起こらない必要最低限の量を考えて配合している場合もあります。
気になる方は成分を確認しましょう。
アルコール
アルコールを避けなければならない人はアレルギーの方だけです。
そうでない方は敏感肌の方でもアルコールが入っている化粧品を使っても良いです。
アルコールは敏感肌にも悪くないと言われています。
アルコールには、浸透感を高め、毛穴を引き締めるなど、嬉しい効果もあります。
心配な方はアルコールフリーのものを選んでみてください。
敏感肌におすすめ!化粧水の正しい使い方
敏感肌も安心して使用するには、化粧水を正しく使う必要があります。
間違った使い方は肌の乾燥や肌のバリア機能をさらに低下させてしまう可能性があります。
せっかく、肌に合う・敏感肌用のやさしいものを選んでいても、使い方次第で、台無しになったり、さらなる肌トラブルに発展したりします。
乾燥や肌荒れなどを悪化させないためにも化粧水の正しい使い方は大切になってきます。
敏感肌は肌がいつも以上に刺激を感じやすい状態になっているので、やさしくケアすることにも気をつかいましょう。
クレンジングや洗顔はシャワーが直接顔にあたることや熱すぎるお湯で洗うのを避けて、やさしく洗い流してください。
また、化粧水を肌に使うときも、やさしく手で顔を包み込み、なじませたり、コットンにたっぷりととってパッティングしてもいいでしょう。
3-1 化粧水は洗顔後にすぐ!
みなさんは化粧水をどのタイミングで使われていますか。
洗顔したあと、5分後くらいには肌の水分量が減少し、洗顔前よりも乾燥してしまいます。
そのあと、何もしなければ乾燥をたどる一方ですから、化粧水はクレンジングと洗顔を行ったあとすぐに使いましょう。
3-2 やさしく、なるべく刺激を少なくして!
化粧水を使うときはなるべく刺激が少なくなるようにやさしくします。
手でパンパンたたいたり、コットンで強くこすったりする使い方は、肌にとって刺激になってしまいます。
やさしく包み込むように押さえてなじませるのがポイントです。
3-3 化粧水だけでなく、クリームを使う
化粧水だけで保湿している方も中にはいるようです。
化粧水だけでも一時的には保湿され、しっとりしますが、化粧水だけでその後、何もしなければ、蒸発してしまいます。
これは肌が良い状態の人でも同様です。
場合によっては、洗顔をする前以上に乾燥し、肌荒れやトラブルが起こることもあります。
敏感肌の方は肌のバリア機能が低下しているので、いつもよりも水分が蒸発しやすい状態になっています。
化粧水のあとは美容液やクリームなどを重ね、乾燥を防ぎましょう。
クリームなどのモイスチャライザーで保湿成分を補うと膜ができて肌のうるおいを保つ役割をしてくれるので、保湿効果が通常よりも長く続くからです。
敏感肌向けのクレンジングは?
ここからはクレンジンについても選び方を説明いたします。
女性の方は毎日メイクをし、クレンジングも毎日している方がほとんどです。
クレンジングも肌に負担がかかる行為です。
少しでも肌に優しいクレンジングを選びたいですよね。
敏感肌向けのクレンジングの選び方をご紹介します。
4-1 敏感肌におすすめのクレンジングの選び方
クレンジングの選び方のポイントは3つあります。
1. クレンジングのタイプから選ぶ
クレンジングにはさまざまなタイプがあります。
いろいろ試して、自分に合うものを選んでみてください。
ジェルタイプ
肌の状態やタイプを問わず、どんな方でも使いやすいのがジェルタイプです。
摩擦もほとんどないので敏感肌の方にもおすすめです。
商品によっては濃いメイクが落としにくいとうデメリットもあります。
ミルク・クリームタイプ
マイルドな使用感でのびもいいため、敏感肌でも使うことができます。
ミルクなので、しっとりとした仕上がりになります。
ミルクもメイクは落としにくいので、濃いメイクにはあまり向いていません。
ナチュラルなメイクのときなどデイリー使いにぴったりです。
バームタイプ
敏感肌にはバームタイプもおすすめです。
バームはオイルを固形にしたもので、しっかりメイクも落ち、毛穴ケアができるものも中にはあります。
クレンジング後は肌がもちもちっと仕上がります。
クレンジングする際にマッサージをしすぎてしまうと摩擦になってしまうことがあります。
オイルタイプ
オイルタイプは使用感がスルスルしていて肌になじみやすく、メイクや汚れをしっかり落とせます。
洗浄力が高いので、濃いメイクも落とすことができます。
商品によっては乾燥を感じ、つっぱることも・・・。
敏感肌だけど濃いメイクをしていて、オイルタイプを使いたいのであれば、クレンジング後の保湿を十分にするなど、注意しましょう。
コットンで拭き取るクレンジングウォータータイプ
コットンに染みこませて使うクレンジングウォータータイプは、ソファやベッドに座りながらでも使えるので、忙しいときや水を使えないときなどに便利です。
コットンにたっぷりと含ませ、メイクになじませ、肌の上をすべらせるようにやさしく拭き取るのが良いでしょう。
2. 保湿成分や美容成分が入っているものを選ぶ
敏感肌には保湿成分や美容液成分などが入っているものがおすすめです。
これらの成分が入っていたら、クレンジングをしながら、スキンケアを行うことができます。
メイクや汚れを落としながら、うるおいのある肌にすることができます。
3. 肌に刺激が少ないダブル洗顔不要のものを選ぶ
敏感肌は刺激のないものを選びたいのでダブル洗顔不要のクレンジングもおすすめです。
ダブル洗顔が不要のものであれば、洗いすぎを防ぐことに加え、時短にもつながります。
まとめ
本記事では敏感肌におすすめの化粧水の選び方、化粧水の正しい使い方、クレンジングの選び方についてお伝えしました。
敏感肌は刺激が少ないものを選び、バリア機能を整えるスキンケアをするのがポイントです。
季節の変わり目やマスクで肌荒れが増えている時期、少しでも肌の悩みを減らすために、日々のスキンケアに力を入れましょう。