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皮膚科医が教える、「心地よい肌」へのヒント

檜垣 祐子(ひがき ゆうこ)

自信を持ち、
落ち着いて治療に
向き合うことが大切です

若松町こころとひふのクリニック 院長 檜垣 祐子先生

アトピーの子供を持つ親は、日常的に強いストレスにさらされています。
20年以上の心身医学の経験を持つ皮膚科医の檜垣先生より、アトピーのお子さんを持つご両親が自信を持ってお子さんの治療に関わるために必要なアドバイスを、医師の視点からいただきました。

自分のための時間を

アトピーを持つ親御さんにお会いすると、とても大きなストレスを抱えており、中にはお子さんのアトピーが良くならないのを自分のせいと考えている方もいらっしゃいます。そんな時は、お子さんから少し離れ、自分のための時間をとるようお勧めしています。それはお子さんが寝ている間の数分でもいいんです。読書をしたり、好きな音楽を聴いたり、お友達と話したり、ただぼーっとするだけでもいい。目的はただ、日々のストレスから自分を解放し、リラックスすることです。アトピーを持つお子さんの症状は、実は親御さんの心の安定が少なからず影響しているのです。親御さんが不安やプレッシャー、ストレスを抱えている時、子供もそれを無意識に感じ取ることでストレスを感じ、症状が悪化してかゆみに悩まされてしまうこともあるんです。

自信を持って

アトピー患者さんの親として重要なことは、自分自身が不安に飲み込まれず、確信をもってお子さんの症状と向き合うことです。私はご両親には、まだ残っている症状ではなく、改善した点を気づかせてあげるよう気をつけています。たとえば「保湿剤を1日2回ちゃんと塗っていたから掻く回数がだいぶ減りましたね」という風に具体的に説明すると、それによって親御さんが頑張ったことが成功体験となり、自信に繋がります。また、「お子さん3人もいたら大変なのに頑張りましたね」のようにねぎらいの言葉をかけることで、親御さんがほっとし、慰められることがあります。お子さんのアトピー治療を成功させるためにも、親御さんの日々の努力を理解し、自信を持ってもらうことが重要だと思っています。
私がとても嬉しいのは、お子さんの症状が改善する時も勿論ですが、親御さんが明らかにリラックスし「気が楽になった」、あるいは「自信を持って治療に取り組めるようになった」と言っていただいた時です。失敗してはいけない、完璧に治してあげないといけないというプレッシャーからご家族を解放することも、アトピー治療の大切な一部分だと考えています。

檜垣先生の4つのアドバイス

敢えて完璧を目指さず、自分のことも大事にしてあげてください。お子さんの症状がよくなる成功体験を積み重ね、自信を持ってお子さんに接してあげてください。スキンシップはお子さんにとって大切です。肌が弱くなっている時も、なるべく普通に接してあげましょう。保湿剤などを使いながらやさしくお子さんに触れてあげてください。「掻いてはだめよ」という代わりに、「お肌冷やそうか?」「お絵かきしようか」と、お子さんの気をそらしてあげてください。

檜垣 祐子(ひがき ゆうこ)

若松町こころとひふのクリニック 院長

檜垣 祐子
ひがき ゆうこ

藤田医科大学医学部アレルギー疾患対策医療学講座客員教授、元東京女子医科大学附属女性生涯健康センター教授。医学博士、皮膚科専門医。

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